ポイント 商品・サービス

オリジナリティを大切にする

Published by:

インターゾーンの作るサービスは、大半、世に出したときに“同じものがない”ケースがほとんどです。

サービス開発をする際はクライアントの現場で聞いた、あるひとつの現象からスタートする場合も多く、どこかの会社がやって儲かっているらしいので、同じようなサービスをつくるということをやったことがありません。

サービスの独自性が重要なのは、以下のようなことがあるからです。

●マーケットに導入が進むまでの初期段階は大変だが、浸透しはじめると競合がいないだけに一気に進んでいく。

●市場に競合商品がないだけに「値決め」を自社で行える。ただし、これはとても難しい。

●競合していないだけに、他社と一緒になって新たなサービスをさらに開発することができる。「共創」に向いている。

経営者個人としては、やはりオリジナリティがあるサービスが市場に受け入れたときの喜びは格別のものがあります。

これは企業の性格によるのかもしれませんが、他社と同じものをつくって競争していくことを好む企業もあれば、独自性を重視して、共創を好む会社もあり、インターゾーンは確実に後者になります。

オリジナリティのある商品・サービスをつくるには、常にマーケット、現場を冷静な目で見続けること、お客様の声に耳を傾け続けること、そして何よりも大切なことは「自分の頭で考え抜くこと」が必要になります。

また、これはインターゾーンの歴史でたまたまなのかもしれませんが、システム開発をするエンジニア集団を抱えつつ、一方で労働集約型のコールセンターを含むBPO事業を営んでいる企業は珍しいと思っています。さらに、会社のスタートが「マーケティング会社」であるということも、我々のサービスがひと味違うものになる要因だと考えています。

次回は現在のビジネスであるgNOTEがいわゆる「バーティカルSaaS」になってきた経緯をお話しします。

社会

カーボンニュートラルってどうよ?

Published by:

ここ最近、月1回、エンジニアと一緒に勉強会をしています。勉強会といっても私がみんなから教えてもらう立場です。例えば、エンジニアがどんなメディアを情報源としているのかを教えてもらったり、ある技術に関してどんな見解を持っているかなど。

一方で社会的なテーマについて個人としての意見を聞くこともあります。

昨日は「カーボンニュートラルってどうよ?」というテーマでした。

題材はこちら。

『カーボンゼロへの道 2050年の街、描けるか』(日経新聞)

システム開発部7名の意見を聞きましたが、今の段階ではバラバラですね。仕事として考える場合と個人の価値観として考える場合でも異なる。政治的に見るか?自分のポリシーとして見るかでも異なる。とても面白かったです。

カーボンニュートラルの動きは日本においては、菅総理の所信表明演説から一気に盛り上がってきました。

このような動きは以下のような要素があると考えています。

①グローバリズムの中において、多分に政治的要素が強い。今後のリーダーシップをどこがとっていくのか?ということにもかかわる。

②個人の価値観はすぐには変化しない。今の生活をいきなり変えようと思う人は少ない。しかし社会が動いていった場合には数年かけてその価値観すら変化していく可能性がある。

③今のカネ余り資本主義世界においては成長のキーワードとなる「テーマ」が必要で、そこにぴったりはまっている。よって大企業から着実に動いていく。

④上記「テーマ」があるとグリーン銘柄に一気にお金が集まりバブルが起こる。バブルは悪ではなく、その集まったお金によって、技術的イノベーションが起きる可能性がある。その場合、②の個人にも影響を及ぼすことが考えられる。

このあたりのことを踏まえて世の中を見ていく必要がありますね。

ちなみに全く直接的でありませんが、先日、個人で二酸化炭素濃度系を購入してみました。

いまだファンヒーターのある我が家では小さな部屋で閉め切ったまま温めると一気に5000ppmまであがります。換気をしても1500を少し下回るところまでしか下がらないですね。

買ったばかりなので、こういう計測はなかなか面白いので、部屋の中で実験しています。

学び

人類史に学ぶ

Published by:

昨年はコロナ禍でさまざまな情報に振り回された1年でした。ステイホーム状態で様々なことを考える機会もありましたが、その中で私が気になったのは人類史。

人間はこれまでもウイルスと共存し、進んできた歴史があります。ウイルスをやっつけてしまおう!などというのは人類史から見ると、あまりにおこがましい人間のおごりのようにも思えます。

昨年、体調不良になるまで1年間で80冊の本(人類史・世界史・哲学)を読破し、それをnoteに記録しようという活動を行っていました。結局10冊のところで止まっていますが。。。

ここ数年で私の知的好奇心に最も刺激を与えてくれたのは「サピエンス全史」です。それも含めて少しだけnoteに記録した内容をご紹介します。

私のnoteはこちら

80冊読書!1冊目 サピエンス全史(上)

80冊読書!2冊目 サピエンス全史(下)

そして同様の人類史でまさに病原菌との歴史をたどった「銃・病原菌・鉄」。

こちらもnoteに記録。

80冊読書!4冊目 銃・病原菌・鉄(上)

80冊読書!5冊目 銃・病原菌・鉄(下)

そして、人類史ではなく哲学の本ではあるものの、サピエンス全史とのつながりを感じさせる本、「世界は贈与でできている」。

80冊読書!8冊目 世界は贈与でできている

単にニュースやワイドショーのくだらない情報に振り回されるのではなく、「自分の頭で何が起きているのか」をしっかり考える力を持っていないと、世の中の雰囲気に飲み込まれてしまいます。

大きな流れで見た歴史(人類史に至っては数百万年という単位で!)を知ることで、軽薄なテレビやネットの情報に流されない自分の考えを確立することができるものだと感じています。

個人

まさに巣ごもり需要

Published by:

病気療養も兼ねて、今まで特に決めていなかった「自分の部屋」を自宅に整備しました。

自分の部屋を充実させるにあたって活用したのはニトリとアイリスオーヤマ。ニュースでこの2社はコロナ禍における「巣ごもり需要」を的確にとらえて最高益を出していると言われていますが、自身の体験でも実感できます。

https://www.nitori-net.jp/ec/

ニトリはモノを揃え始めると結構通いますね。ネット通販とリアル店舗の両方でしっかり需要を捉えている感があります。レジに並んでいても、みんながアプリを出してポイントを貯めているところを見ると、日用品で日々の集客をしつつ、大型家具をその人たちに販売していくという戦略が見て取れます。

私自身も今回小さな家電製品から様々な冬場ツール、そして大きなものはソファの購入をしました。ネットの場合もあれば、お店で購入する場合もありました。

日常的な集客と高単価商品までの道筋がきれいに出来上がっている素晴らしい事例ですね。

https://www.irisplaza.co.jp/

そして、アイリスオーヤマ。ここはなんといっても家電の安さ!不振にあえぐ日本の家電メーカーから技術者が転籍してきただけのことはあって、昔はどうかな~と思っていたものも、今では低価格でここまでの商品をつくるんだ!という驚きがあります。

おそらく今回のコロナ禍で自宅の充実を図った人は多いと思います。その際に、ニトリやアイリスオーヤマにお世話になった人は多いのではないでしょうか。一見するとそんなにすごいビジネスモデルに見えないんだけど、全体で見たらやっぱりすごい!の一言に尽きます。

大手家電メーカーは苦しい戦いが続きそうですね。

ポイント 経営

管理会計を極める

Published by:

インターゾーンの管理会計はかなりしっかりと構築されています。部門状況把握、売上推移、経費管理、年度末までの見込み、税額計算・・・あらゆるものを週次以上の頻度で更新しているため、経営状況の把握は的確です。

これは創業以来積み上げてきた経験と社長である私自身がそこにコミットしてきたという経緯によります。

①売上情報(新規、解約、スポット売上、今後の見込み、売上と仕入の一致)

②人件費と労働時間(社員・アルバイト・派遣の個々のメンバー管理、人員増減の実績、見込み管理、チーム別労働時間管理)

③収支状況(①②の情報から売上情報・人件費情報を集約、経費はチーム別に勘定科目のさらなる細目を作って管理、経費申請が上がった段階で見込み計上)

などなど、かなり細かな管理を行っています。

もちろん以前に書いたように会計業務そのものは、かなり自動化が進んでいます。一方管理会計はかなりアナログです。ただこれについてはアナログが悪いとは思っていません。エクセルの更新をしながら、自分の頭の中でこの数値の変化が一体何なのか?を考えることができるというメリットがあります。

一時期、盛和塾で学んだ稲盛さんのアメーバ経営の導入も考えましたが、結局インターゾーンの事業には向いていなかったので、自己流で管理会計の方法を築き上げてきました。

自ら作ったからこそ会計数値からあらゆることが見えてきます。

・収支状況や経費項目から「現場」の状況がわかる。

・売上進捗が今度どのようになっていくのか予測でき、対策が打てる。

・受注から納品までの期間が見える。

・経費について全メンバーが意識を持つことができる。

例えばコロナ禍になってから、当然のことながら旅費交通費は大幅に削減しました。しかしこれは一時的なものでなく、ウェブ商談がメインとなってきたため、アフターコロナでも当たり前になるということが理解できています。

納期のずれ込みについては業務フローの課題が会計からも見えてきます。

クラウドサービス導入はどんどん進んでいくが、本当に必要なものか?効果はどうなのか?などを検証する機会が随時設けられる。(これはSaaS企業であるインターゾーン自身が逆にお客様からそのように見られていることを認識するいい機会でもあります)

メンバーは単にチームKPIを追いかけるのではなく、そのことがどのように収支につながっているのか?普段の業務と経営数値の相関性を常に考えられる状態を作り上げていく必要があります。

従来、私自身の手元で動いていた管理会計は徐々に役員からリーダー陣へと広がりを見せています。最終的には一人一人のメンバーがここにコミットしながら自分の仕事を見つめられる状態までもっていくようにする予定です。