インターゾーンの作るサービスは、大半、世に出したときに“同じものがない”ケースがほとんどです。
サービス開発をする際はクライアントの現場で聞いた、あるひとつの現象からスタートする場合も多く、どこかの会社がやって儲かっているらしいので、同じようなサービスをつくるということをやったことがありません。
サービスの独自性が重要なのは、以下のようなことがあるからです。
●マーケットに導入が進むまでの初期段階は大変だが、浸透しはじめると競合がいないだけに一気に進んでいく。
●市場に競合商品がないだけに「値決め」を自社で行える。ただし、これはとても難しい。
●競合していないだけに、他社と一緒になって新たなサービスをさらに開発することができる。「共創」に向いている。
経営者個人としては、やはりオリジナリティがあるサービスが市場に受け入れたときの喜びは格別のものがあります。
これは企業の性格によるのかもしれませんが、他社と同じものをつくって競争していくことを好む企業もあれば、独自性を重視して、共創を好む会社もあり、インターゾーンは確実に後者になります。
オリジナリティのある商品・サービスをつくるには、常にマーケット、現場を冷静な目で見続けること、お客様の声に耳を傾け続けること、そして何よりも大切なことは「自分の頭で考え抜くこと」が必要になります。
また、これはインターゾーンの歴史でたまたまなのかもしれませんが、システム開発をするエンジニア集団を抱えつつ、一方で労働集約型のコールセンターを含むBPO事業を営んでいる企業は珍しいと思っています。さらに、会社のスタートが「マーケティング会社」であるということも、我々のサービスがひと味違うものになる要因だと考えています。
次回は現在のビジネスであるgNOTEがいわゆる「バーティカルSaaS」になってきた経緯をお話しします。