「仕事」をしていく上で最も地味ではあるけども、個人にとっても会社にとっても最も重要な「日常業務」。「日常」とつくだけに、基本的には毎日やっているルーティーン業務ですね。
毎日やっているだけに、会社全体としても個人としても“その業務をやっていることに疑問を感じなくなる”ことが最も問題なのだと思っています。
「業務改善」という言葉は今でもあらゆる企業で使われています。今まで100の時間をかけてやっていたことを改善して90でできるようになりました!ってやつですね。
これはこれで悪くはないのですが、大野耐一さんが「トヨタ生産方式」で喝破していたように「省力化」ではなく「省人化」にならないと意味がないということを忘れがちです。
すなわち、1人の人が100の仕事を90でできるようになったところで、実際には何も変わらない。10人がやっていた仕事を9人でできるようになって初めて効果が出るというものです。
ここまで考えられる人はなかなかいないものですね。「計算上」改善されているだけで実際には効果が出ていないことがたくさんあります。
この日常業務の話は様々な方面からの切り口があるので、一度に書くと長くなりすぎるため、複数回に分けて書いてみます。