先日の続きを書きます。
②規模拡大に伴う収益性の低下
についです。
よく企業活動では『規模の経済』という言葉が使われます。
学生時代に習った人は覚えているかもしれませんね。
辞書で「規模の経済」を調べると
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生産量の増加に伴って、平均費用が低下し、収益性が向上すること。スケールメリット。
設備投資や研究開発に莫大な固定費用がかかる産業では、生産規模を拡大するほど、単位あたりの生産コストが低下する。このように規模の経済性が強く働く産業は、「費用逓減産業」と呼ばれる。巨額の初期投資が必要なため、新規参入が困難で、自然独占が生じやすいとされる。
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となっています。
通常、会社の規模が大きくなると、固定費が下がるために収益性が高まると考えてしまいます。
しかしながら我々規模の会社(ビジネスモデル)ではこの規模の経済が働くことはほとんどなく、実際には逆の現象が発生します。
昔は収益性が高かったのに、会社が大きくなるにつれ利益率が下がってしまうということです。
順調に会社が成長していくときに発生することとして
●クライアント数が増加する
●社員数が増加する
ということがあります。
例えば、売上が2倍になったときには
●クライアント数が2倍
●社員数も2倍
というような状況です。
この場合、どのようなことが起きるかというと、マネジメントが煩雑になり、コストが一気に高くなるということです。
『クライアント数 × 社員数 = マネジメントの煩雑さ』
という定義を最近しており、上記の場合だと売上が2倍になったときにはマネジメントコストが4倍になるということが発生し、収益性が低下するというものです。
ここを脱していくために「仕組みづくり」があります。
今まで人に頼っていたことを「仕組み」に変えて、人が倍になったらアウトプットが4倍になるような仕掛けをしていくことが必要です。
インターゾーンはまさにこの仕組みづくりの真っ最中です。
今のインターゾーンは「仕組みづくりが楽しい!」と思える人が楽しく働ける職場だと思っています。