私が所属しているEOという起業家の集まりがあるのですが、その中に小集団で毎月集まる(今はウェブですが)フォーラムという場があります。
フォーラムでは今の自分を毎月アップデートして、全員(現在は9名)の中から2つだけ翌月のプレゼンテーションとしてテーマを決めます。
フォーラム運営は様々なルールに基づいて運営されていますが、このプレゼンテーションを行う前に、コーチングが行われます。
自分がアップデートした内容をコーチを活用してより掘り下げていくという作業です。自分が抱えている課題や葛藤が実は自分が思っていることとは違うところにポイントがあったり、または自分では気づいていない自分の心によって引き起こされていることがあることを見出すためです。
有名な「ジョハリの窓」ですね。
(こちらのサイトから図をお借りしました)
この表で書いてある「盲点の窓」に踏み込む作業です。
コーチは自分の意見や誘導は決して行いません。話をしているプレゼンターの表情や使った比喩表現などを捉えて、それをプレゼンターに投げかけていきます。
投げかけられたプレゼンターは、なぜその場面で自分の表情がこわばったのか?なぜ比喩表現を使ったのか?など内省していくと、今まで気づかなかった自分が見えてくる瞬間があります。
この過程はプレゼンターの課題解決を目的としたものではありません。
上記のジョハリの窓で書いてある最終的には「未知の窓」に踏み込んでいくことで自己成長を図っていこう!という考え方なのです。
「開放の窓」が広がれば広がるほど、自分の可能性に気づき、より成長していく機会が増えていくわけです。
毎回、自分がコーチングを受ける場合は、この盲点に気づく瞬間が何かしらあるので、楽しみにしています。