週末に妻の車を買い替えるため、ある自動車ディーラーに行ってきました。私個人はもともと営業出身の人間なので、特にセールス担当の人と会ったときに、受け手として相手のことがすごく気になります。
まずは最初の入り口のトーク。自己紹介をされたのですが、全ての新しいお客様に使っているであろう「ネタ」から入ってきたので、ちょっとやってしまった感がありました。
初めて会った方との間合いって本当に難しいですよね。
自己紹介するのはいいと思いますが、最初はあまり「ネタ」でいかないほうがいいかな~と思っています。なぜなら相手がどんな人か分からないからです。「ネタ」と好意的に受け取ってくれる方もいれば、否定的に受け取る人もいます。そういう点ではややリスクが大きいですね。
ネタを入れるとすれば、ある程度相手のことが分かってから。相手が人好き、話し好きなのか?感情に訴えるほうがいいのか?論理的な話が好きなのか?少しずつ車の話をしながら引き出すといいんだろうな~と思って聞いていました。そして、相手に合わせていくつかのネタを仕込んでおく。
今回は妻の横で静かに話を聞きながら「今の答え方は外してしまったな~」と思うケースが何度かありました。
インターゾーンの理念に何度も出てくる「コミュニケーション」という言葉。この言葉の原語はラテン語で「共有する」という意味があります。話し手と聞き手の共有ができてこそ、話は前に進んでいきます。
そういう点では先日のセールス担当の方は残念ながら及第点はあげられませんでした。。。しかし、自動車というのは商品そのものの力があるので、妻に聞いてみたら、それでもその車が欲しいと思っているようです。
逆に商品力の強さの重要性を改めて感じた瞬間でもありました。